相続

相続は、人が亡くなった時から開始します。
相続が発生すると、被相続人（故人）の財産を、相続人（故人の子や配偶者など）が引き継ぐことになります。
このような遺産相続においては、被相続人の一切の権利義務が引き継がれることになるため、相続人にとってプラスの財産だけでなく、マイナスの財産も相続する可能性があります。

プラスの財産とは、例えば現預金や土地・建物、自動車といったものをいい、マイナスの財産とは、借金やローンの返済義務、保証債務などのことをいいます。
マイナスの財産が多く、相続をすることがかえって相続人の負担になってしまうような場合には、限定承認や相続放棄をすることにより、プラスの財産の限度で相続を行う、もしくは相続自体をしないことも可能です。

また、遺産相続においては、相続人が多い場合に、どのようにして相続財産を分け合うのかという問題もあります。

このような遺産分割の問題は、被相続人が遺言を残していた場合とそうでない場合とで大きな差が現れます。

遺言がある場合には、基本的に遺言の内容に従った形で遺産分割を行うことになります。

一方で、遺言が残っていない場合には、相続人と相続財産を漏れなく調査したうえで、相続人全員が参加の下で、遺産分割協議を行う必要があります。

全員の合意のうえで具体的な遺産分割方法を決定し、さらに各自で相続手続きを進めていくことになります。

夕陽丘司法書士法人では、相続問題に関するご相談を幅広く承っております。
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